あくまで出会いの相手探しは、ネット上の無料出会い系サイトのみ。こんな拘りを持つ、出会い系サイト症候群の男女のお話です。
男性は無料出会い系サイトで知り合ったとある女性と、かなり親密になった挙句、女性側から結婚を迫られて縁を切った経験の持ち主。その一件以来、彼は遊び相手としての女性のみを攻略のタ-ゲットにする事に徹するようになりました。女性から積極的に出会いを誘われれば真意を探り確かめ、馬鹿正直な交際を求めていそうな女性は片っ端からゴメンし続けていたのです。以前の積極的な求婚がトラウマになっていたのでしょう。何より彼はわずらわしい生き方が嫌い。自由奔放に生きて行きたい人間でしたから。そんな彼はいつしか、無料出会い系サイト症候群と化していったのです。
そして女性。彼女もまた、根っ子の部分が彼と一緒で、同じ無料出会い系サイトに登録していたのです。結婚なんて考えず、その時々で楽しく過ごし、別れる時はサバサバ出来る男性を探していたのです。
神様はそんな2人を見守って(?)いたのでしょうか?2人は知り合い、メ-ル交換を始める事に。最初の頃は当然、互いの事が分かりませんから、どこか固い内容のメ-ルのやりとりが続きましたが、やがて互いが物凄く似た者同士である事に気付いたのです。出会いの目的も一緒。相手に束縛され無い事を望む者同士です。こうなれば2人が出会いを果たすに際し、何の障害も無かったのは言うまでもありません。