無料出会い系サイトで女性を探していた男性がファ-ストメ-ルを送った相手は、明るくスポ-ティ-な1人の若い女性でした。程無く届いた彼女からの返信メ-ルには、彼女の愛犬のシェパ-ドについて綴られていました。彼女は大の犬好き。「貴方が犬好きじゃなければメ-ル交換はしません」とまで書いてあったのです。

彼は正直、嫌いでは無いにせよ、特に犬好きではなかったのですが、この女性の気を惹くために「僕も犬は大好きです」なんて嘘の返事を届けてしまったのです。彼の本音は、犬でも猫でも、シェパ-ドでもブルドックでも関係無かったのです。
ネットを駆使して、通り一遍の犬に関する知識を勉強して、犬好きを演じる事にした彼。そんな影の努力が実り、彼は相手の犬好きの女性とのメ-ル交換を順調に続けて行ったのです。そんな裏側に気付かぬ彼女も心を開き、やがて彼女は愛犬のシェパ-ドの写真を「私の彼氏」と添付で送って来てくれました。彼もその辺りは弁えたモノで、大いにその犬を褒めて「彼氏にヨロシク」と文末に添えるようになりました。

そんなこんなで、ようやくの出会い。彼女の家を訪ねた男性を真っ先にお出迎えしたのは、愛犬シェパ-ド。犬は犬好きな人とそうでない人を見分けます。あっという間に彼の洋服に噛みついた瞬間、彼の嘘はバレてしまったとか。メ-ルも文字も持たないワンちゃんにとっては、嘘で塗り固めた演技も、裏側の努力も通用しなかった訳です。

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